今の時代に木造住宅にする意味やメリットについて詳しく解説

鉄筋コンクリートなど、頑丈な造りによる住宅が一般的となっているのが現代です。そんな現代に、あえて木造住宅を選択するメリットがあることをご存知でしょうか。耐久性など気になる部分があるかもしれませんが、それを補って余りある魅力が木造住宅には備わっています。

 

そこで今回は今の時代にあえて木造住宅にするメリットや、その意味についてご紹介いたしましょう。

建築コストを抑えられる

まずひとつ目のメリットですが、建築コストを抑えられるという点があげられます。住宅を建てるとなると当然、まとまった費用が発生します。家というのは決して安い買い物ではありませんので、最低でも数千万円というのが相場ではないでしょうか。

 

家に対する要望は人それぞれですが、理想とする住宅が手に入るとしても、コストはできるだけ抑えたいことでしょう。コスト面において木造住宅は、非常に優秀な選択となります。

 

たとえば鉄筋使用の住宅を建てるとなった際に、耐火処理が必要となります。万が一火災が発生した際にも、家全体に燃え広がりにくくしたり全焼することを防いだりするための処理のことです。鉄筋そのままでは耐火性が低いため、処理を施すことによって火に対する耐久性を高めるというわけです。

 

ところが木造住宅ですと、木材自体にそもそもある程度の耐火効果は備わっています。あとは補強するだけでよい状態のため、耐火処理に関するコストも抑えられるでしょう。ひとつの住宅に対して使用する鉄筋あるいは木材の数は多く必要です。そのすべてに耐火処理をするとなると、最終的なコストの差はとても大きなものとなるでしょう。

 

木材自体の費用も鉄筋に比べて安価なため、そういった意味でもコストには大きな差が生まれることになります。

自由度が高い

建築物にはさまざまな法律や決まりが存在していますので、建てる際にはそのすべてをクリアしていなければなりません。安全のために設けられているものとなりますので、重要といえるでしょう。しかし自由度に関しては、制限されてしまう面があるのは否めません。

 

そういったなかで木造住宅の場合、基本となる構造体が法律にのっとっていれば問題ありません。それ以外の部分に関しては、大きく自由が許されています。建物の高さや間取りなどのデザインに関する部分の、バリエーションが幅広いというわけです。家を建てる際には、やはりほかとは違うオリジナリティを重視される方も多いので、非常に大きなメリットになるでしょう。

 

解体も比較的簡単

また解体や改修をする際にも、自由度が関係します。鉄筋やコンクリートを用いた建物の場合、解体などは構造上どうしても手間がかかってしまいます。しかし木造住宅の場合には、比較的簡単です。

 

手間がかかることは、それだけ作業費などが高額になりやすいものです。手間が少なくなることは、コストダウンにもつながります。間取り変更に関しても容易なため、将来的にリフォームなどを考えている場合にはおすすめです。

建物が軽くなる

木造住宅の場合、建物の重量は鉄筋やコンクリートによる住宅とくらべて軽くなります。家は頑丈で強固なほどよいとされているため、軽くなるというのはデメリットに思えてしまうのではないでしょうか。実はそうではありません。軽いことによるメリットも存在するのです。

 

建物はかならず土地の上に存在しています。土地というのは地盤のため、地盤がしっかりしている状態であるからこそ、住宅もしっかりと保たれているというわけです。建物が軽いことによって、地盤への負担が軽減されます。地盤は傾いてしまうことがあるものの、住宅による負担が少ないことでそれを防ぐことにもつながります。

 

建物が重いと建物を支える基礎などの下部に対して、耐久性を高めるための工事が発生します。住宅の自重を支えられるように、補強するのです。そのために材料や作業費が追加となりますので、木造住宅よりも時間や費用がかかってしまいます。

 

軽いという言葉からは耐久性が十分ではない、という印象を受けてしまうかもしれません。しかし軽さと耐久性には、そこまで関係性はありません。また標高の高い場所や傾斜が強い土地に家を建てるという場合には、できるだけ軽いに越したことはないのです。

木材の効果

木造住宅では木材をふんだんに使用して建てられますが、木がもつさまざまな効果を実感可能となります。以下のような効果は、木材ならではといえるでしょう。

 

リラクゼーション効果

木には人々の精神を落ちつかせる、リラクゼーション効果があります。これは科学的にも証明されていることです。

 

家ではリラックスしてすごしたいという方がほとんどでしょう。こちらは非常に大切な効果といえます。木目などの見た目や色合いだけでなく、香りによって疲労回復や脳波を安定させるといった効果もあるのです。

 

調湿効果

室内の湿度は、快適な暮らしに大きく影響する部分となります。木材には調湿効果が備わっており、湿度に合わせて自動で調整してくれます。たとえば冬の乾燥しやすい時期であれば、木材が蓄えた水分を放出し、室内の湿度を高めてくれるのです。反対に梅雨の時期のように湿気が高いときには、空気中の水分を吸収してくれます。湿度が高くなるとカビや結露が発生しやすくなるので、非常に便利な効果でしょう。

 

建物としての耐久性も大切ですが、木材を使うことによるこれらの効果は非常に魅力的なものです。木材の保つ効果を重視するというのも、すばらしい選択でしょう。

まとめ

木造住宅は昔の建築法というイメージをもっている方も、いるかもしれません。しかし現代でも十分通用するうえに、ほかにはない魅力やメリットがつまった素晴らしい建物です。

 

「ウィズ・ホーム株式会社」では、長崎エリアを中心にあなたの理想の住まいを実現するための、サポートを行っております。木造住宅に関してもまずは、お気軽にご相談ください。